アパート・マンションの解約手続き

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通知はいつまで? 家賃は? 引っ越しのときは契約書をチェック

引っ越しを決めたら、部屋を借りたときにもらった賃貸契約書に目を通すことが大切です。

 

というのは、契約書には、退去に必要な情報がほぼぜんぶ載っているからです。引っ越しの通知はいつまでに行うのか? 月の途中で引っ越しする場合の家賃は? などなど、チェックするポイントを紹介します。

 

引っ越しの通知はいつまで?

契約書の「解約」の項目を見ると、

 

「○日前に書面をもって解約の申入れを行うことにより、本契約を解約することができる」

 

などと明記されています。少なくとも1ヶ月前までに通知する、という契約になっているケースが多いですが、2ヶ月前までに、という物件もありますから、きちんと確認しましょう。

 

通知方法は、上の例では書面になっていますが、電話でもOKという不動産屋さんもあります。契約書に特に指定がなかったら、直接確認した方がよいでしょう。

 

解約届の書き方については、下であらためて紹介します。

 

 

家賃はいくら払う?

その月の家賃を支払った次の日に引っ越しできればよいのですが、そうはいきませんよね。どうしても、月の途中に退去することになりますから、引っ越しをする月の家賃が気になります。

 

「家賃(賃料)」の項目を見ます。「1ヶ月に満たない月の家賃は、日割り計算した額とする」などと書いてあるはずです。

 

日割り

入居していた日にち分の家賃を支払います。

 

月の末日が家賃の支払日だとして、5日に引っ越しするならば5日分、20日に引っ越しするならば20日分の家賃を支払います。

 

1日分の計算方法は、物件によって1ヶ月の家賃を30日で割る場合と、31日で割る場合があります。

 

月割り

1か月分の家賃が発生します。月末に退去した場合でも、1日に退去した場合でも、同じように1か月分の家賃を支払わないといけません。

 

月割りの場合は、できるだけ月末に引っ越しをしないと損ですね。

 

半月割り

1日〜15日に退去した場合は半月分、16日〜31日の退去であれば1ヶ月分の家賃を支払います。

 

15日、または月末に近い日取りで引っ越すと家賃の損が少なくて済みます。

 

同じく10日に退去する場合でも、支払い方法によって支払う家賃が異なる

家賃の支払い方法

 

短期解約違約金がないか

物件の中には、「短期解約違約金」が設定されていることがあります。「ゼロゼロ物件」と呼ばれる、「敷金・礼金なし」で入居できるタイプの賃貸住宅に多いですね。

 

1年間や2年間など、最低入居期間が設定されており、それよりも短い期間で引っ越しすると、短期解約違約金が発生するシステムです。

 

違約金の額は家賃の2か月分など、けっこう高額に設定されていることが多いですから、特にゼロゼロ物件を借りている方は必ずチェックですよ。

 

原状回復について

部屋から引っ越しするときは「入居前の状態に回復させてから退去する」のがルールです。

 

とはいえ、たたみの日焼けや家具によるカーペットのへこみなど、経年劣化によるダメージまで回復させる必要はありません。

 

契約書の「特約」に、「借主が負担するもの」と「貸主が負担するもの」の説明が書いてあると思います。事前に確認して、引っ越し前のクリーニングの目安にしてください。

 

借主負担の汚れやダメージを放置すると、返ってくる敷金の額に影響します。

 

家賃の支払日はいつ?

 

家賃の支払日が月の何日に設定されているか、皆さん把握していますか? もちろん、契約する際に説明があったはずですが、何年も住んでいると正確な日にちは忘れている方も多いのではないでしょうか?

 

特に、口座から引き落としにしていると、何日に支払っているかは気にしないですよね。でも、上で説明したように、いざ引っ越しするとなると、家賃の支払日が何日に設定されているかは重要なチェックポイントです。

 

支払日が何日かは物件によって違いますが、ある程度のルールがあります。

 

まず、大家さんの口座に直接振込みになっている場合は「月末まで」、また口座から自動引き落としになっている場合は、「27日前後」、または「10日まで」という設定が多いです。

 

自動引き落としはクレジットカードなどの設定と同じですね。でも、前述のように物件によって契約はさまざまですから、部屋の解約手続きの際には、契約書で確認しましょう。

 

 

解約届の書き方

上記のように、不動産管理会社や大家さんに、退去を書面で伝える決まりになっている物件があります。その場合、解約届はどんなことを書けばよいのでしょうか?

 

  • 解約日
  • 解約する物件名、部屋番号、契約者の情報
  • 解約理由
  • 退去立会日時
  • 転居先

 

これくらいの情報が網羅されていれば充分です。

 

解約日

部屋を退去する予定の日です。契約書にしたがって、1ヶ月前の通知が必要ならば1ヶ月以上、2ヶ月前の通知が必要ならば2ヶ月以上先の日にちを書きます。

 

正確な日にちが決まっていない場合は、「○日〜○日」など大まかな日にちを書き、決まりしだいあらためて通知すると但し書きするとよいでしょう。

 

解約する物件名、部屋番号、契約者の情報

間違って別の部屋の解約手続きが行われてしまわないように、借りている部屋の基本情報を明記します。

 

解約理由

これがいちばん悩む項目ですが、これは大家さんが今後のアパート運営の参考にするためのアンケートのようなものなので、

 

「日当たりが悪くて部屋が暗い」、とか、

 

「上の住人がうるさくて気になる」など、そのまま書いてかまいません。角を立てたくないというのであれば、適当な理由を書いてもOKです。

 

  • 就職のため
  • 学校(職場)の近くに引っ越しする
  • 友人とルームシェアする
  • 結婚する
  • 離婚する
  • 実家に戻る

 

このあたりが無難な理由ではないでしょうか。

 

退去立会日時

アパートから引っ越しをするときは、大家さんや不動産屋さんが部屋のコンディションその他を見にきますよね。その日取りのことです。

 

立会は、引っ越し作業の当日に行うことがほとんどですが、解約通知のときには引っ越しの日取りがまだ決まっていない場合も多いと思います。

 

その場合は、解約日と同様、だいたいの日取りを書いておいて、スケジュールが決まったらあらためて連絡します。

 

転居先

部屋のクリーニングにかかった費用などの明細などが郵送されてくることもあるので、住所や携帯の番号などを知らせておきましょう。

 

解約届は公的な文書ではないので、こうでなくてはいけない、という正式な書き方はありません。必要な情報が書かれてあれば大丈夫です。